計器類の表示版がありますので、そちらで下記をご確認ください。
①液圧管理
ろ過フィルター前後の圧力計を日常点検でご確認ください。圧力差があれば、ろ過フィルターが詰まっています。洗浄度が落ちてきますので、定期交換が必要です。※市販のろ過フィルターをご購入ください。
②液の濃度管理
洗浄度に影響が出ますので、洗浄液ごとに定められた濃度で管理してください。
※様々な方法がありますが、当社では滴定法で確認しております。
③ 洗浄液汚れ
ろ過フィルターを付けていても、日々の使用により液そのものが汚れてきます。定期的に洗浄液の状態をチェックしてください。
④ 洗浄液量チェック
液量不足の場合、ヒーターの空焚きやポンプの空運転防止のため、レベルスイッチにより自動的に停止します。液量が十分に確保されているか、チェックしてください。
⑤ 洗浄液温度チェック
長年使用するとヒーターが故障する可能性がありますので、設定された温度になっているか、ヒーター温度画面をチェックしてください。
⑥ ワークをセッティングした際のガタツキ
アタッチメントが摩耗してくると、ワーク回転時のガタツキが大きくなり、洗浄度・乾燥度が低下するとともに、ワークが脱落する可能性があります。新しいアタッチメントと交換してください。
※アタッチメントのみでの販売もいたしております。
⑦ エアー圧管理
エアー圧力計をご確認ください。エアー量が不足していると、乾燥度が低下します。
⑧ 多段ポンプ管理
元圧の圧力計をご確認ください。ポンプの性能が低下すると、元圧が低下し、洗浄度が低下します。
さまざまな方法ありますが、当社では下記の2通りの方法で行っております。
①重量
検査液を用い、対象物を超音波洗浄機で洗浄して液中にコンタミを捕獲し、その液を真空引きして測定ろ紙上にろ過。そのろ紙重量を精密電子天秤で測定することで、コンタミの重量値を評価する方法。
②大きさ(面積)・個数
上記の方法でコンタミが採取されたろ紙をカメラで撮像し、コンタミ画像を画像処理。コンタミの長さ・面積・個数の測定結果を得る方法。
主に下記の2通りの方法があります。当社では滴定法を採用しております。
①滴定法
指示薬を用いN/10酸を滴下しながら変色点を目視する方法です。比較的精度が良く、油汚れの影響を受け難い方法ですが、慣れやコツが若干必要になります。
②屈折率法
糖度計(Brix値)を用いて,その場で簡便に測定できる方法です。但し、使用液の場合は洗浄剤以外に汚れが混入してくるため、屈折率は高くなり、滴定法に比べ精度に欠ける面もあります。
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